みその児童福祉会は法人本部のある岡山市をはじめ、名古屋市、高知市、広島県呉、廿日市市、鳥取県米子市、島根県出雲市、津和野町の合わせて8地区で乳児院、保育所、幼保連携型認定こども園、児童養護施設、児童家庭支援センター、母子生活支援施設、障害児支援相談事業所、高齢者施設を展開しています。
社会福祉法人聖心の布教姉妹会から引き継ぎ16年。カトリックの精神を基に、地域社会のニーズを的確に把握し、速やかに対応することをモットーとしています。施設運営だけでなく、高知市2カ所、米子市1カ所の児童家庭支援センターは、身近な相談窓口として児童福祉、子育て支援の中核的な役割を担っています。
地域と手を取り合った福祉事業も行っています。地域の子どもの学習を支援したり、寄付していただいたおむつを子育て家庭に配るおむつバンク、里親サポート、自治体と連携した子育て支援活動、放課後児童支援などに取り組んでいます。力を入れているアート活動も地域とつながる架け橋になっています。
新しい機能に合わせた施設整備を進めています。乳児院・米子聖園ベビーホーム(米子市)、保育所の呉聖園マリア園(呉市)と高知聖園マリア園(高知市)、児童養護施設・鳴海聖園天使園(名古屋市)、米子聖園天使園(米子市)を建て替えました。名古屋市の保育所と幼稚園を一体統合し、認定こども園・みそのラファエルこども園を運営し、児童家庭支援センター・米子みその(米子市)の新棟を開設。2024年秋には、高知市で乳児院、児童養護施設、児童家庭支援センターなどが入る複合施設が完成します。
私たちは、子どもたち一人ひとりがかけがえのない存在として、平和で優しさに満ちた光に包まれることを願っています。そのためにも、深い人間観、人間の尊厳への洞察を持つ人材を育て、時代や地域の要請に応えていきます。
社会福祉法人みその児童福祉会
理事長 江草明彦