令和6年度 みその児童福祉会 主要事業
みその児童福祉会では、キリスト教的愛と児童観にたって、児童が心身ともに健やかに育成されるよう支援することを基本として施設運営や事業実施に当たっております。
今年度の法人本部の主な事業をご紹介します。
みその児童福祉会の長期ビジョン
人材育成・組織活性化・他団体との連携強化や支部・施設ごとの地域福祉の推進を 基本とする長期ビジョンを踏まえ、施設間・他団体等との人事交流や事務事業での連 携・協働、地域における交流・貢献・公益事業の取組等を拡大するなど、みその児童 福祉会の本旨に沿った事業を推進します。
また、こども未来戦略を踏まえた幼児教育・保育サービスの質の向上に努めるとと もに、次期社会的養育推進計画の動向を注視しながら、児童養護施設・乳児院の小規 模化や地域分散化、高機能化、多機能化の推進について、関係機関との協議を踏まえ、 具体化に取り組みます。
新たな事業への取組み
改正児童福祉法の施行に伴い、米子・高知両支部で社会的養護自立支援拠点事業を 開始するのをはじめ、米子支部で病児保育事業、高知支部で妊産婦等生活援助事業や 子育て世帯訪問支援事業に取り組み、米子・高知両支部では里親支援センター事業の 早期実施に向けた情報収集にも努めます。
また、広島支部では、新たに児童自立生活援助事業に取り組むほか、2か所目の地 域小規模児童養護施設を開設し、より家庭的な環境で養育を提供できるよう努めます。
さらに、高知支部に続き、津和野幼花園においても、子育て中の親子の相互交流や 相談の場となる地域子育て支援拠点事業に取り組みます。
巡回相談・巡回講話事業
法人本部役職員が各支部・施設を巡回し、経営相談や経理規程に基づく内部監査等 を実施します。また、聖心の布教姉妹会のシスターによる巡回講話を実施します。
施設整備事業
各施設の老朽度や環境特性等を勘案し、平成27年10月に立案(令和2年5月一 部改訂)した「施設整備長期計画(案)」等を基本として、計画的整備に取り組みま す。このため、各支部・施設においても、土地建物の調査や事業展開のコンセプトづくりなどを通じて整備計画の具体化を進めます。
高知支部において、複合棟として令和5年度から改築整備を行っている高知聖園天使園、高知聖園ベビーホーム等については、令和6年秋の供用開始を目指して工事を進めます。なお、完成後は、既存の建物を撤去し、高知聖園マリア園も含め、外構等の整備を行います。
広島支部の廿日市市の施設については、令和7年度からの整備を目指し、基本構想 ・基本設計や補助金協議等の準備を進めます。
米子支部の米子聖園マリア園及び出雲聖園マリア園については、改築整備に向けた 検討を進めます。
職員の資質向上
管理監督者研修(各施設の幹部職員を対象)、活動報告・研究発表会(中堅クラス の職員を対象)、新任職員等職員研修(新任職員等を対象)、事務職員研修(事務(庶務)担当職員を対象)などの研修を実施し、職員の資質向上を図ります。