夏休みも残りわずかになった8月25日土曜日、米子聖園ベビーホーム多目的ホールにおいて、ヴィオラ、チェンバロ、コントラバスによる夏のキラキラコンサートを行いました。このコンサートは、社会復帰等自立促進推進事業として、プロの演奏者を招き、音楽会を開催し、情操を養うとともに、地域や関係機関の方々とふれあいや交流を持つ、という目的で企画したものです。
ヴィオラの演奏者である生原さんとの出会いは、今年の3月。小さな会場でのコンサートでしたが、ヴィオラの素敵な音色に心ひかれました。そして、こんな音楽をベビーホームや天使園の子ども達と一緒に聞けたらいいなあ・・そう思いました。
この企画に生原さんは、すぐに快く承諾して下さいました。そしてこの日を迎えたのです。
小さな赤ちゃんを抱っこしたお母さんから、ご高齢の方まで、130人を越える人で会場はいっぱいでした。演奏の前には、当法人の理事長 江草安彦より、子ども達や地域の方々に熱いメッセージもお伝えしました。
演奏者は、地元で活躍されているヴィオラの生原幸太さん チェンバロの中橋芳恵さん コントラバスの永瀬未希さん そして、大学で音楽を勉強中の池田香さん。
演奏の曲目は、クラシックの名曲から、日本の夏の歌メドレー、ディズニー等、子どもから大人まで楽しめる内容で、目を閉じて聞き入る人や一緒に口ずさむ人など、演奏者と会場が一体となってとても和やかな雰囲気でした。それぞれの楽器の重厚な響きの中に心地よい音色があり、ベビーホームの赤ちゃんは、保育士さんに抱っこされながら身を乗り出して聞き入っていました。最前列の赤ちゃんは、演奏が始まるとすぐに気持ち良さそうに眠ってしまいました。
最後に、米子聖園天使園の女の子が、聖歌 『忘れないで』を独唱し、演奏者の伴奏で全員での合唱でコンサートは終了しました。
1時間の短いコンサートでしたが、会場に来られた一人一人の心に中に、優しさや懐かしさ、幸せな時間が流れたのではないでしょうか。
地域の方々に見守られながら、子どもたちはキラキラ輝く未来に向かって進んでいきます。
素晴らしい演奏をして下さった演奏者の皆さんに感謝し、多くの人との出会いがこれからも続くことを願いながらお客様をお見送りしました。