みその児童福祉会版の「チェックリスト」として、全職員の参画と総意に基づいて、「みその仁愛ノート」を定めました。
各施設共通
カトリックの価値観に従って、次の3点に重点をおいて支援を行う。
- 感謝する心を育てる
- 自己肯定感を育む
- 目に見えないものを大切にする
これらを実践するために、以下の取り組みを行う。
1.感謝する心を育てる
- 食前・食後のお祈りをする
- 御ミサへ参加する
- 地域の方やまわりの人に対する「ありがとう」の気持ちを持つ
- 物を大切にする
2.自己肯定感を育む
- 日々の生活の中で、大事にされていることを実感できるようにする
- みんな神様に愛されていることを知る
- 「神様の子ども」として、ひとりひとりを大切にする
- 自律心を養い、自己決定力を培う
3.目に見えないものを大切にする
- 神様の存在を伝え、信じる心を育てる
- 神様はいつも見ていて下さるという安心感を持てるようにする
- スタッフはいつも応援しているということを、日頃から言葉や態度から伝えるようにする
- 素直な心で過ごせるようにサポートする
「みその児童福祉会」の職員としての人間観、人間性、自らの職務を適切に遂行していく責任と自覚を持つように心がけ、施設間の交流を持ち、職員全体の参画を通して、資質の向上に努める。
児童養護施設
- 一人ひとりのありのままを受け入れ、その成長のためにその心と立場になって考え、安心、安定した生活ができるよう努める。
- 将来、一人の社会人として自立出来る様、困難に立ち向かえる様な支援を日々の生活の中に取り入れる。
- 一人ひとりを尊重し、その個性に合った援助・指導を模索し、職員間で話し合い、一貫した保育・処遇内容にするよう努める。
乳児院
- 一人ひとりのありのままを受け入れ大切にし、どんな差別や虐待も許さず人権を尊重する。また、その代弁者となり最善の利益を追及する。
- 個々の体調や、発達の変化を把握し、心身ともに健康で安全に過ごせる環境づくりと、情緒が安定した生活が送れるように配慮する。
- 「愛されている事が心に残るように」一人ひとりを大切にし、抱っこ、おんぶ、入浴等スキンシップを通して愛着関係を育てる。
保育所
- 私たちは、「きょうも、いちにち、たのしかった!」と喜んで、保護者のもとに帰ることが出来るように、明日への期待が持てる保育内容と関わりを心がける。
- 私たちは、神様からいただいた「いのち」の尊さを大切にし、「生きようとする力」を育んでいく。
- 人格形成を培う大切な乳幼児期に、私たちは常に自分を振り返り、自ら人間的魅力のある保育者として生きる努力をし、祈る心や感謝する心、人を愛する心を伝えていく。